アングル:米ファストフード業界、アプリ利用の割引で低所得層つなぎとめ - ロイター (Reuters Japan)
3月27日、 米国はファストフード店やレストランなど外食産業で価格が大幅に上昇し、低所得層顧客の間に動揺が広がっている。写真はサンフランシスコのマクドナルド店舗で2013年1月撮影(2024年 ロイター/Robert Galbraith) [サンアントニオ(米テキサス州) 27日 ロイター] - 米国はファストフード店やレストランなど外食産業で価格が大幅に上昇し、低所得層顧客の間に動揺が広がっている。マクドナルド (MCD.N) , opens new tab やウェンディーズ (WEN.O) , opens new tab などファストフード大手の幹部からも、低所得層向け事業の先行きを不安視する声が出始める中で、各社が取り組んでいるのはアプリの導入などによる顧客のつなぎとめだ。 コンサルティング会社のレベニュー・マネジメント・ソリューションズが今年2月に行った調査によると、年収5万ドル以下の低所得者層は約4分の1がファストフードを食べる機会が減ったと回答。約半数がファストカジュアル(ファストフードとカジュアルレストランの中間形態)やフルサービスのレストランに行く回数が減ったと回答した。 節約志向の強い消費者が外食を控える一因は、価格の高騰だ。 食費は家庭と外食の両方で、2021年1月から24年1月にかけて20%と過去最速ペースで上昇。国勢調査局の世帯パルス調査によると、年収3万5000ドル未満の半数は日常的な支払いで困難を抱え、80%近くは最近の物価高に「やや」もしくは「非常に」ストレスを感じている。 テネシー州のB&B(朝食付きホテル)でパートタイムとして働くミュージシャンのローレン・オックスフォードさんは、以前なら用事を終えた後でマクドナルドに立ち寄り、ダブルバーガー2個とフライドポテト、飲み物を注文するのを自分へのご褒美にしていた。全部で5ドルしなかったからだ。 だが、価格が上がるにつれてより小さいハンバーガーにメニューに変え、飲み物も買わなくなった。さらに10%の値上げ後には店を訪れる回数が減り「今は(回数の減った)店の訪問にすら罪悪感を抱いている」という。 米連邦準備理事会(FRB)の最新の地区連銀景況調査(ベージュブック)では、12地区中7地区が低所得層の消費者の間で格安品を探す、地域団体の支援を求める、与信へのア...